翼状片

こんなお悩みありませんか？

• 目の白い部分から黒目に向かって、赤い血管の膜が伸びている
• いつも目が充血して見える感じがする
• 目の乱視が最近強くなったと言われた
• 見た目の問題で目の赤みが気になる
• 太陽光を浴びる屋外作業が多く、目に違和感がある

翼状片とは

翼状片（よくじょうへん）とは、通常、鼻側の眼球結膜から角膜（黒目）に向かって、三角形の血管を伴った増殖組織が伸びてくるものです。太い血管を伴っているため、常に目が充血しているように見えます。
これは結膜下の組織の異常増殖であり、良性の状態です（ほくろと同じ仲間と考えることができます）。初期のうちは見た目が気にならなければ、そのままにしておいても問題ありません。
類似疾患に偽翼状片があります。これは熱傷、化学眼外傷、角膜潰瘍などの炎症性角膜疾患の治療過程で、翼状片に似た症状が出現したもので、治療方法は翼状片と同じです。

翼状片の原因

翼状片の正確な原因は不明ですが、次の要因が関係していると考えられています。

• 紫外線（UV）の長期曝露
• 砂やほこりなどの外的刺激
• 乾燥した環境
• 外で仕事をして太陽光線によく当たる人に多い傾向
• 角膜上皮障害が慢性的に繰り返している方

翼状片の症状と進行

翼状片で困るのは、見た目の問題だけではありません。進行してくると次の症状が現れることがあります。

翼状片の治療法

白内障手術との関係

白内障と翼状片を同時に持っている方は珍しくありません。しかし、両方の手術を同時におこなうことは必ずしも最適ではない場合があります。
白内障手術では眼内レンズの度数を決定する際に角膜の屈折力を測定しますが、翼状片がある場合は角膜が歪んでいるため、正確な測定ができません。同時に手術をすると、翼状片を取り除いた後に眼球の歪みが回復して度数がズレる可能性があります。
そのため、翼状片と白内障の両方がある場合は、まず翼状片を切除し、眼球の歪みが回復してから白内障手術をおこなうほうが、最終的には良好な視力が得られる可能性が高まります。

翼状片手術の再発について

翼状片手術は、適切な方法でおこなわないと再発率が高くなることがあります。現代の手術技術では再発率を大幅に減少させることができます。
水野眼科では、経験豊富な医師による丁寧な手術と適切な術後ケアで再発リスクを最小限に抑える取り組みをおこなっています。
翼状片でお悩みの方、手術を受けようかと迷っておられる方は、まずは当院までお気軽にご相談ください。