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- 麦粒腫・霰粒腫
こんなお悩みありませんか?
- まぶたが赤く腫れて痛む
- まぶたに固いしこりができた
- 目やにが多く出る
- まばたきするたびに痛みがある
- まぶたにできた腫れが治らない
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
麦粒腫とは
麦粒腫は、一般的に「ものもらい」「めばちこ」「めいぼ」と呼ばれる病気です。まぶたの縁や内側に細菌が感染して起こる炎症で、まぶたの一部が赤く腫れて痛みを伴います。
「ものもらい」という名前から人にうつる病気だと思われがちですが、実際には皮膚表面に常在する細菌(黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌)が原因のため、人から人へうつることはありません。
麦粒腫の症状
初期症状
- かゆみがある
進行すると
- まぶたが赤く腫れる
- まばたきや指で押すと痛みがある
- さらに進行するとまぶた全体が腫れる
- 目やに、目の赤み、異物感が現れる
麦粒腫の原因
- 麦粒腫は人の肌にもともといる常在菌が原因で起こります。特に以下のような状態のとき発症しやすくなります。
- 疲労や睡眠不足
- 免疫力の低下
- 目の周りを不衛生にしている
- 夏の高温多湿時期(細菌が繁殖しやすい)
- コンタクトレンズの管理不足
麦粒腫の治療法
初期のうちは目を清潔に保つことで自然治癒することもありますが、症状が強い場合は早めに眼科を受診しましょう。
軽症の場合
抗菌薬の点眼薬で5日〜1週間程度で治ることが多いです。
症状が強い場合
抗菌薬の内服薬を処方します。
膿が溜まっている場合
眼科で切開して排膿することがあります。
※ご自身で無理に膿を出そうとするのは危険ですのでやめましょう。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)
霰粒腫とは
霰粒腫は、まぶたの「マイボーム腺」という脂腺に脂肪が詰まり、肉芽腫(しこり)ができる疾患です。麦粒腫と異なり細菌感染が主原因ではないため、通常は痛みを伴いません。ただし、二次的に感染を起こすと痛みが出ることもあります。
霰粒腫の症状
- まぶたに固いしこりができる
- 通常は痛みがない
- 目に異物感がある
- 感染すると腫れや痛みを伴うこともある
- 炎症が治まっても、しこりだけ残ることが多い
霰粒腫の原因
瞼の中にある脂腺(マイボーム腺)の出口が詰まることによって起こります。
- 不規則な生活や疲労
- ストレスによるホルモンバランスの崩れ
- 油分の多い偏った食事
- アイラインなどの化粧品でマイボーム腺の出口を塞いでしまう
霰粒腫の治療法
しこりが小さい場合
自然に治ることもあります。
痛みや赤みがある場合
抗菌薬の点眼薬での治療をします。
しこりだけの場合
ステロイド点眼や軟膏による治療をおこないます。
治療後もしこりが残る場合
手術で内容物を摘出します。
麦粒腫・霰粒腫の予防法・対処法
入浴で体を温める
入浴により体温を高めることで、マイボーム腺の詰まりが予防できます。夏場はシャワーだけで済ませがちですが、できるだけ入浴して体を温めるようにしましょう。
アイメイクに注意
マイボーム腺までアイメイクすると詰まりの原因となります。まつ毛の生え際までメイクするのは避けるようにしましょう。
ホットタオル
麦粒腫・霰粒腫ができそうな時、ホットタオルなどでまぶたを温めるとマイボーム腺の詰まりが予防できます。
コンタクトレンズを控える
麦粒腫・霰粒腫ができそうな時や、すでにできている時は、コンタクトレンズの汚れが症状の悪化を招く恐れがあるので、装用を控えるようにしましょう。
注意いただきたいポイント
麦粒腫・霰粒腫はストレスや睡眠不足などがきっかけで起こる場合があります。発症時は規則正しい生活を心がけましょう。
過度な飲酒や刺激物の摂取(辛いもの、甘いもの)も症状を悪化させる可能性があるため避けましょう。「そのうち良くなるだろう」と自己判断で放置するのは危険です。特に麦粒腫は細菌感染のため、放置すると症状が悪化する恐れがあります。
腫れや痛みが治まっても
細菌が残っていて
再発することもあります。
早めに眼科を受診して適切な診断・治療を受けましょう。
水野眼科では、麦粒腫・霰粒腫の適切な診断と治療をおこなっています。まぶたの腫れや痛みでお悩みの方は、お早めにご相談ください。
